看護師が適応障害と心身症で苦しみながら模索していく話。

看護師になって約8年。中堅と呼ばれる域に達してきて、期待や環境の変化、精神的ストレスなどで擦り切れて、適応障害や心身症になってようやく自分と向き合いながらみっともなく足掻きながら生きていくお話です。

休職してみたはいいけど。

休職してみたはいいが、

一体何をしたらいいのかわからない、そんな人もいるかとは思います。

 

逆に、今までの頑張りごり押しのせいで

何もできない状態になっているのかもしれません。

 

私も休職するたびに、一週間ほど過剰な睡眠時間に飲まれます。

多分ひどいときには20時間弱位、寝ていた時もあったと思います。

こうなると、冬眠中のようですね。

 

寝尽くすと、体力はある程度回復するとは思いますが、

今までの休日と同じように過ごすことができないのではないかと思います。

休んではいますが、

なんとなく、ずる休みをしているような気持になってしまいます。

医師からの休職の診断書があるとしても、自分が怠けているような気がします。

 

しかし、実際に休職中なので、身体と心を休めるのが仕事だと思ってください。

だから、休んでいても咎められません。大丈夫です。休んでも。

 

 

 

なかなか気が休まらないと思います。

我慢して寝てください。

でも、昼夜逆転には気をつけて、夜は寝て、朝日を浴びてください。

もう一度寝てもいい。けれど、朝日はあびて、日光浴はおすすめです。

 

夜と言わず、眠れないこともあるでしょう。

心身症自律神経失調症うつ病に出てくる症状の一つに

不眠があります。

これが結構厄介。眠ることができない状態で、寝ろと言われても眠れませんよね。

とりあえず寝転がってください。目をつむる。

医師に相談してみてもいい。場合によっては眠りをサポートする内服を処方してくれます。

 

ですが処方されない場合もあります。

眠れないのは辛いとは思いますが、一つお教えするとしたら

人間に睡眠は3時間で十分だという医師も居ます。

健康のためには7時間以上とも言われていますが、

意識をリセットし身体の休息をするのが睡眠の目的です。

だから一時的にでも睡眠できれば、とりあえずそれくらいでもいいそうですよ。

 

 

だから、あまり眠れないからと、必死になることもありません。

とりあえずだらだらしている。それだけでも、大丈夫です。

 

休職したいんだけど……

さて、社会人として頑張って頑張って頑張った結果、

心が擦り切れてしまい、

いきなり退職というわけにはいきません。

どれだけ職場に行きたくないと思っても、明日から行ってなんかやらない!

そう思っても、「一回休み」してみてください。

 

とはいえ、そもそも「一回休み」をすんなりさせてくれる職場ばかりではありません。

あなたの勤務している職場が、素早く休職させようとしてくれる職場であれば、

それは非常に幸運かもしれません。

組織として、構成員を失う危機ではありますが、あなたの事を考えてくれるいい職場なんだと思います。

職場によっては、休職すら時間がかかってしまうことがあります。

 

私の場合ですと、

一番目の職場では、休職に入るまでも時間がかかりましたし、退職するまで休職を含めて半年以上を要しました。

体調不良を管理者に何度も面談の場を設けても、なかなか話が進みませんでした。

当時すでに中堅の域に入っていたナースだったので、失いたくなかったんでしょうが、それは私をすり減らすのには十分でした。

現在所属している職場は、心身症再発発覚直後に休職が始まるまで、非常にスムーズに進んでいきました。

 

この違いは職場の規模や考え方の違いなどで、大きな差が出てくるものがあるとは思います。

なかなかうまくいかない場合の方が多いのではないでしょうか。

 

いらいらするかもしれません。

管理者は、あなたのことを一番に考えてくれているというかもしれません。

「あなたのことを考えて」「あなたが変わらないと、同じ場所で躓くことになる」

など、

至極当然のようにあなたを説得しようとします。

そりゃそうだ、構成員を損なうことは、組織にとって相当な痛手ですから。

 

でも、一度考えてみてください。

あなたが健康に働くことが一番大事なことです。

あなたが健康を損ないながら働いたとしても、あなたを救う責任は会社や組織にはありません。

あなたが這いつくばってあがいても、足掻いた結果、損害を被っても

会社や組織はその責任を負うことはありません。

就職した会社に骨をうずめる時代は、残念ながら終わってしまいました。自分で職場を選び、自分を守るのは自分の責任になっています。

そう、何が言いたいのかというと、

自分を守るのは、他ならぬ自分以外にいないという事です。

 

これがなかなか難しい。

心身症うつ状態になった状態で、受診を経て、休職の決断を迫られたとします。

「私がいなくなったら、職場はどうなるの?」

「この仕事は私にしかできないのに」

「必要とされているなら、多少の自己犠牲は必要なんじゃないの」

など、考えられると思います。

 

さて、その時のあなたの思考回路は正常なんでしょうか。

正常な心理としては、危険を回避するものだと思いますが、自分<組織という価値観になってしまいがちではないでしょうか。

(自己犠牲や、自己否定が起きやすくなっていると思うからです。)

 

でも、もう一度考えてみてください。

あなたは、精神的に消耗してしまい休職が必要だと診断されています。

正常ならば、

自分を守ろうとするはずです。

その思考ができない時点で、あなたはいつもと違うのでと思います。

 

 

あなたが一番に却下したであろう、「休職して守ろう」とする、選択をして下さい。

あなたは、あなたを大事にする選択を選んでください。

 

私は人にこんな偉そうなことが言えるわけではありませんが

なんとか 生き延びてください。

私もまだ、心身症真っ最中ですし、もともとメンタル的にネガティブ傾向があるので、

何とも言えませんが、

 

生きる選択をとにかくしてください。

何かがきっかけで、弱ってしまったので、今の状況になったのです。

そこで人生そのものをリタイヤするのは、もったいないと思います。

誰より頑張って、心をすり減らした結果、今の状況です。

 

だから、人間には休憩が必要です。「一回休み」してみませんか?

 

 

 

方法としては、心療内科に行ってみてください。

それも難しい場合は、総合内科やかかりつけ医でも構いません。

医療機関に助けを求めてみてください。

 

そんなことで何か変わるのかと思われるかもしれませんが、

あなたの状態のに応じて、医師は

休職の必要性があると判断した場合、「休職させる必要性があると記載した診断書」を発行してくれます。

それを就職先に提出すれば、あなたの休職はできます。

 

仕事の引継ぎや伝達が必要となる場合があるかもしれませんし、

小言の一つや嫌味を聞くかもしれません。

その場合は聞き流してください。

そこで揺れず、とにかくお休みしてみましょう。

今の状況から抜けることが、何より大事。

 

 

 

分かる人にだけ、わかってもらえたらそれでいい。

 

 

自分の苦しみを、わかってくれるのは、

身内だからと言って、必ず理解を得られるわけでもない。

 

だったら、わかってもらえる人にわかってもらえればいいのかと、思う。

 

今は便利なことにネット社会だし、

きっと、同じような状況にあえぐ人がいるはず。

今まで、SOSを出すことが出来なかった現実があって、

今なら、スマホやPCを通して、瞬時に発信することができる。

 

症状や状況を検索窓に入力することで、質問サイトやこういったブログにたどり着くことは容易になった。

 

そこに載っている情報は真意や虚偽であるかの、事実はこの際問わない。

ただ、同じような状況や症状にあえぐ同士を見つけて、一回ほっとするだけでもいいのかもしれないと思う。

 

 

実際は、間違った情報や偏った思想があふれかえっている混沌とした場所でもある。

その情報が自分にとって有害か当てはまるのか、そこの精査をするのは

実際にあえいでいる状態では、難しいのではないかと思う。

 

大きな決断を迫られることもあるとは思います。

経験談として、「仕事を辞めた」「薬を自己判断でやめた」などの情報があるのかもしれない。

心身症うつ病うつ病までに行かないまでも、うつ状態になっている場合もある。

大きな決断や、大事な話は、なんとか決断することは避けてください。

一人で決めることは、なんとか引き延ばしてください。

 

冷静に考えることは、そのときできていないと思います。

私は冷静だと思っていても、

実際の判断力は、弱っている場合があります。

いつもできることができない、社会人としての機能を果たせていない、

そういった罪悪感や、現実味のない思考が、判断力を鈍らせます。

 

難しい話は置いといて、人生の休憩として、休んでみませんか。

頑張って辛さを伝えようとしなくてもいいのでは?

心身症になって、休職中の身ですが、

吐き気あ胸やけが止まらず、外出も十分にできません。

 

本当は、気分転換のために

旅行や遊びを行うことも、必要かもしれませんが、

自宅から出ることも、

もっと具合が悪いと、布団から出ることも難しいかと思います。

私も、同じようなもんです。

調子がいい日は良いんですが、気分のムラや調子の波があって、

「普通の社会人」と同じように生活できなくなっていると思います。

 

心身症になるという事は

自律神経のバランスも整っていない可能性が高いです。

 

「それはストレスだよ」「規則正しい生活を」なんて、医者も一般人も

同じように言われると思いますが、

それが出来たら苦労してないわって、思います。

 

じゃあどうしよう、となるわけですが、

 

とりあえず

「全部完璧は(今の状況じゃ)無理だから、

(今の体調と相談して)できることから

無理のない範囲でやってみよっか。」

と思っています。

 

原因がストレスだってことも、

夜寝るのも難しかったり、朝起きるのも辛かったり、しますよね。

 

友人に相談したって、同僚に相談したって

同じような答えが返って来るだけで、参考にならないことも多々ありますし、

「そんなことで悩んじゃダメ、気合が足りないのよ」だとか

「私もそうなの! だから大丈夫じゃない?(そんなことでうだうだ言うなよ。)」だとか

「へえ、そうなの。私なんかもっと大変なのよ!」だとか

(だって彼らは自分と同じように壊れているか、もしくは同じ立場に立ったこともない、同じ立場になるなんて考えたこともないんでしょうから、そうなんでしょう。)

 

外に答えを求めるのではなく、自分の中に見つけられるといいんじゃないかと思います。

自分で考えて、選んだことで、

わかってくれない感や反発が、薄れますから、

それが結構、堪えませんか?

(ああ、私今、相談してるのにいらいらして、最悪だ)

(よくあることなら、もういいや。別に変じゃないなら無視してたらいいんだよね。私が再起不能になっても、べつにどうだっていいんでしょ。)

なんて、ネガティブな自分にイライラして、低能になって、しまった気になりませんか。

 

そんなに精神衛生上、破綻してしまうくらいだったら、

無視してしまえばいいと思います。

 

心身症になってしまった以上、普通の人に戻るにはなかなか時間がかかってしまうと思うし、

心身症になってみないと、この辛さはわからないんじゃないでしょうか。

 

 

わかってくれる人にだけ、わかってもらえれば、十分なんじゃないですか?

 

それは非常に貴重かもしれません。

親兄弟も、友人も、同僚も

なかなか理解を得るなんて難しいみたいです。

 

「休職でずっと家にいるんだし、気楽でいいよな」

「本当にしんどいの? 具体的に見えないし、甘えてるだけじゃない?」

「ずっと家にいるんだったら、家事やってもらって当然だろ?」

 

こう思われることもあります。

被害妄想の時もあるとは思いますけどね。

 

 

みんな全部丸見えなわけでもないですし、

全部分かり合えるなんてこともないと思う。

だったら、理解されない部分があって然り。

なんとなくわかってもらって、

理解を深めてもらう。

 

それでもだめだったら、自分から離れる。

そんな感じでいいと思う。

 

理解の得られない相手に、いつまでも必死に語り掛けても

声が届くとは思えませんよね。

 

 

 

 

 

 

というのも、

実体験で二件ほどありまして、

 

私が過去に同棲をしていた相手ですが、

生活に必要な費用を折半する代わりに、家事も半分こお決めごとをしていましたが

私が休職したあたりから家事を一切しなくなり

私がすべて行っていた、なんてことがあります。

その方は私が退職した時に、同時に自分も退職して来たり

なかなか破天荒で、自分が踏ん張らなきゃ! なんて

あんまり考えない人だったんだと思います。

今考えると、彼は非常に自分に甘く、頑張ることが嫌いで

楽をしたい一心だったのだろうと、わかるんですけどね。

心身症があって、苦しいときは無害だったが

自分が健康になってみれば、向上心のない自己愛の塊みたいな人だったとわかりました。

 

もう一つは、私の母親との関係です。

彼女は「私のことは何でも分かる」と言ってくれましたが、

実際のところ、子離れ出来ない依存系の束縛親だと言えるとわかりました。

ちょっと腑に落ちた。

私に欠陥があることは理解してくれているとは思いますが

私が自立したい気持ちは汲んでくれていません。

今でさえ、実家への帰還を望まれています。

絶対に嫌です。人として、何もできなくなる罪悪感をもう感じたくありません。

 

私は幸せな方なんだとは思いますが

だからと言って私の苦悩も、痛みも、すべて一致した状態で理解できる人なんて

私以外に存在しません。

 

だったら一部分でもわかってくれたらいい方なんだと、母の一件でわかりました。

 

近親者でもこんなもんです。

近しい分、言動の一部の相違だけで、カチンとくることもあります。

そんなもんです。

 

 

だから、どうしても理解者が欲しいなら

自分と向き合ってみてください

ほかならぬあなたの、一番の理解者になれるはずです。

それも、きっとあなたが望む以上の、最大の理解者だと思います。

心因性嘔吐、神経性嘔吐、そう言った名前で呼ばれる嘔吐を伴う心身症。

ついつい血がたぎって、ACのお話を熱心にしてしまいました。

すいません。

 

ここの目的を忘れていました。

心身症適応障害、などで足掻く看護師の、前例。

 

いくら吐き気がしても、

胸やけでイライラしても

外から見ている人には、問題のない普通の人に見えます。

なんかなく汲んでくれなんて、無理な話です。

 

無理しながら働いても、

「まだこの子はできるんじゃない?吐いてるっていうけど、そんなの見てないし。ちょっと痩せたのかもしれないけど、問題って程でもないし。人手不足だし。」

そうやって理由をいくつも付け加えられて、

自分から切り出すまでは、働かされるんですよね。

 

人情的な上司もいるかもしれません。

そうじゃない上司がいることも確かです。

一人の人間としてみてくれている人もいると思いますが、組織の歯車は使い捨て、そう考える人もいないとも言えない。

 

 

前病院で看護師として働き、適応障害になって、

休職中に気が付いたのは、

身体を壊して、将来に少し傷がついても、生きるのに不自由になっても、

病院や組織は、自分を守ってなどくれないということです。

 

自分を守るのも、愛するのも自分です。

どうか、それを忘れないでほしいと思います。

 

嘔吐後のせめてもの救済・私の場合

嘔吐を伴う、心身症、結構つらい。

摂食障害の方も、読んでくださっているのでしょうか。

 

嘔吐、しんどいですよね。

涙出るし。腹筋つりそうだし。

せっかく食べても、無駄になっちゃいますし。

 

でも、多分嘔吐しても、個人的には全部吐き切れていない気がする。

だから少しでも食べよう運動をしています。

一か月くらい、そんな感じ。

調子が良ければ、一日700kcal。吐いちゃう分は計算しない。

平均500kcalを目標にしています。

食べられないかもしれないが、ちょっとずつでも食べられるものを、

食べたいものを、少しでも。

 

嘔吐しても楽なのは、甘いものですかねえ。

プリンとアイスがお勧めです。甘くて、喉にやさしい感じ。

苦しいのは固形物。麺とか米とか、結構しんどい。しんどいわりに、ちっとも楽にならない。

まあ、私個人のお話なんですけども。

 

摂食障害の方は、ちょっと経験がなくてあれなんですけど

嘔吐自体は同じだと思って、ついでに聞いていってください。

 

嘔吐の後、気休めにはちみつとかスプーンでぺろっとしてみてください。

ほあ、やさしい。

今さっきも、やさしさに包まれました。

 

 

 

自分が楽なようになさってください。

吐き気なんて、勝てるわけないですから。

無理して我慢して結局吐いてしまうくらいだったら

気楽に構えた方がましな気がします。

 

じゃないと、耐えられない。

 

【雑談】人の機微がわかりすぎてしんどい症候群【どうでもいい】

人の顔色ばかり窺って生きてきたからか、

私は特に読みたくもない、別段興味がない人間の

表情やしぐさから、感情の機微のようなものがわかってしまうスキルを持っている。

 

それは、あまり役に立たないスキルだ。

疲れるだけだから。

 

ああこの人は、嘘で笑ってる。

興味があるなんて言ってるけど、実際は自分の話がしたいだけ。

一見かみ合っているような会話だけど、お互いに一切共鳴なんてしていないな。

 

なんて、病棟の休憩室の会話を聞きながらうっすらとおもう。

 

なんてことのない日常だけど、それが結構窮屈で。

 

私のことを本当に気にかけてくれていたのは、いったい何人いるんでしょう。

私にはもうわかりません。

 

 

私は人が好き。

だけど、人が嫌い。

だから、やりにくい。

 

 

わかってるけど、むずかしい。